肛門はデリケートな部分なので、何かトラブルがあっても受診するのが恥ずかしいと感じる方も多いでしょう。どこの病院に行けばいいか聞きづらく、悩んでる方もいるのではないでしょうか。本記事では茨城県でおすすめの肛門外科の名医を紹介します。茨城県で肛門外科をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
肛門外科について
肛門外科は、大腸から肛門部にかけての領域を専門的に診療する医療分野です。肛門は消化器系の最終的な出口部分であり、便秘などの要因により裂肛(切れ痔)や痔核(いぼ痔)といったさまざまな問題が発生しやすい箇所として認識されています。肛門外科では、これらの痔関連疾患をはじめとした大腸の病気を主な診療範囲としています。
肛門外科を受診すべき症状
肛門外科を受診すべき症状は、排便時の痛みや肛門からの出血、肛門部から何かが突出している感覚、肛門周辺の腫れや膿の分泌などが挙げられます。また、継続的な腹痛や、下痢や便秘が長期間続いている場合も受診の対象となります。このような症状がみられる方は、深刻な病気でないことを確認するためにも、一人で抱え込まず早期に肛門外科を受診することが重要です。
肛門外科の受診率の低くなる理由
肛門は損傷を受けやすい部位であり、特に女性の場合は月経前の便秘により排便時に傷ついて出血するケースが見られます。ただし、診察時に肛門を見せることへの羞恥心などから「日常的によくあること」と捉えてしまい、すぐに医療機関を受診する人は少ないのが実情です。痔疾患の多くは良性であることから、そのまま放置されがちな傾向にあります。しかしながら、痔瘻(ぢろう)などは放置することで癌化のリスクがあったり、症状の悪化により治療が困難になる可能性があるため、早期の受診が推奨されます。
ためらわずに肛門外科の受診を
デリケートな部位であることから受診をためらったり放置したりするケースが多く見受けられますが、実際に受診した際にはすでに症状が進行していることもあるため注意が必要です。現在では、プライバシーへの配慮としてパーテーションで区切られた受付を設置したり、家族や職場に知られることなく日帰り手術(※術前の検査、術後の経過観察が必要です。)に対応するなど、患者さんの心情に寄り添った診療を提供している肛門外科が数多く存在します。
茨城県おすすめの肛門外科の名医
伊藤 生二 メディカルGP クリニック横堀@那珂市

プロフィール
伊藤先生は、1986年に獨協医科大学を卒業後、国内外の大学病院や総合病院にて研鑽を積み、2018年にメディカルGP クリニック横堀を開業されました。日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医や日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医などの資格をお持ちです。消化器外科医としてこれまでの豊富な経験と幅広い知識を活かし、ジオン注射療法などを取り入れた診療を提供されています。
伊藤先生はこんなドクター
痛みの少ないジオン注射硬化療法を実施
伊藤先生は、内痔核の治療において、保存療法と手術療法のほかにジオン注射硬化療法も導入しています。ジオン注射硬化療法は、今までなら手術でしか治せなかった進行した内痔核であっても治療効果が期待できるそうです。伊藤先生は長年にわたりジオン注射硬化療法に携わってきた豊富な経験をお持ちで、患者さんに適した治療法を提供されています。ジオン注射硬化療法は日帰り(※術前の検査、術後の経過観察が必要です。)での対応も可能で、手術に抵抗がある方や忙しくて通院が難しい方、なかなか内痔核がよくならないとお悩みの方は相談してみてはいかがでしょうか。
手術の痛みや入院に不安がある方にも対応
忙しさや恥ずかしさで受診をためらう方にも治療を受けてもらえるよう、伊藤先生は患者さんそれぞれに合わせた治療法の提案に努められています。診療では、肛門周辺の痛みや痒み、出血、できものなど、幅広い悩みに対応しており、患者さんの状態や要望に合わせて治療方法を立案しているそうです。例えば、内痔核でお悩みの方に対しては、規則正しい排便習慣をつけるようにする保存療法や、結紮切除術などの手術療法、保存療法だけでは改善が難しい場合はジオン注射療法を提案しているといいます。
患者さんの身体的・精神的負担を考慮した治療
メディカルGP クリニック横堀の院長を務める伊藤先生は、患者さんの負担軽減に配慮した診療となるよう心がけられています。例えば、手術への恐怖心が強い方や仕事や家庭で忙しく入院はしたくないという方に向けて、手術を提案するだけでなく、手術以外の選択肢も模索して提案しているそうです。また、治療を行う際は、ほかの医師やスタッフと連携をとって、さまざまな配慮に努めつつ丁寧に対応しているといいます。痔以外にも、肛門周囲皮膚炎や肛門ポリープ、肛門皮垂(スキンタグ)、鼠経ヘルニア、下肢静脈瘤なども診療し、地域の皆さんの健康をサポートされています。
主な資格・所属・学会
- 日本外科学会 外科専門医
- 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
- 日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医
- 日本消化器外科学会
伊藤先生の所属クリニック
メディカルGP クリニック横堀






メディカルGP クリニック横堀の基本情報
診療時間
月・水・木・金・土 9:00〜11:00/15:00〜16:30
※木曜午後・土曜午後(第3以外)は手術のみ
休診日
火・日
診療内容
肛門外科
内科
外科
消化器内科
乳腺外科
住所
茨城県那珂市横堀1291-29
アクセス
JR水郡線 上菅谷駅より徒歩7分
電話番号
029-298-3922
費用(税込)
内痔核手術費用
ジオン注射 1割負担 4,500円 3割負担 15,000円
ハイブリッド手術 1割負担 7,500円 3割負担 25,000円
ヘルニア手術費用
メッシュプラグ根治術 1割負担 8,500円 3割負担 26,000円
治療期間
ジオン注射療法(内痔核治療)
局所麻酔での処置、日帰り可能(※)
術後は当日帰宅できる軽度侵襲の治療法
ハイブリッド痔核手術
詳細な期間記載なし
ジオン注射を含むため、日帰り(※)または短期滞在が前提
鼠径ヘルニア手術(メッシュプラグ法)
日帰り(※)または1泊入院の短期手術
手術は皮膚を2cmほど切開し、再発予防のためメッシュを挿入
(※)術前の検査、術後の経過観察が必要です。
治療回数
ジオン注射(内痔核治療)
通常は1回の注射治療で終了
※効果が不十分な場合、追加注射を行うこともあり(まれ)
ハイブリッド手術
明記なしだが、ジオン注射+外科的切除を同時に行うため、基本的に1回で完結
鼠径ヘルニア手術(メッシュプラグ法)
1回の手術で根治が目的
通常、再発予防も含め1回で完了する治療
メディカルGP クリニック横堀のお問い合わせ
川﨑 俊一 川﨑病院@日立市
プロフィール
川﨑先生は、1995年に東京医科大学を卒業後、多くの病院で消化器外科の研鑽を積み、2014年より川﨑病院の院長に就任されました。川﨑先生は、病気だけでなく患者さんの心にも寄り添うことを大切にし、日々の診療に取り組まれています。また、消化器肛門領域において新しい知見と根拠に基づく医療を提供し、誰もが安心して受診できる病院づくりを目指して、地域の皆さんの健康を支えられています。
川﨑先生はこんなドクター
肛門疾患に対して高い専門性を持つ川﨑先生は、患者さん一人ひとりの病態や生活背景を丁寧に汲み取りながら、適切な治療方針を導き出すことを大切にされています。例えば、肛門疾患は、手術しないで治る状態であれば薬や便通指導で治療し、手術が必要な場合は、豊富な経験と判断力によって適切なタイミングで手術を実施しているといいます。また、川﨑先生は患者さんの希望や生活環境を考慮し、日帰り手術(※術前の検査、術後の経過観察が必要です。)から入院手術まで柔軟に対応しているそうです。
豊富な治療経験を持つ川﨑先生は、患者さんが抱える痛みや恐怖に配慮した医療を提供されています。例えば、内視鏡検査の際は、静脈麻酔を用いた検査に対応したり、苦痛が少ない小腸・大腸のカプセル内視鏡も取り入れたりしているといいます。また、新しい医療機器を導入し、患者さんに負担が少ない検査となるよう尽力されているそうです。川﨑先生は、患者さんの心を大切にし、不安を少しでも和らげ、安心して検査を受けられる環境づくりに努められています。
※術前検査・術後の経過観察が必要です。
主な資格・所属・学会
- 日本外科学会 外科専門医
- 日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医・指導医
- 日本消化管学会 胃腸科認定医・専門医
- 日本消化器内視鏡学会
- 日本癌学会
川﨑病院の基本情報
診療時間
月〜金 9:00~11:00/14:00~16:30
土 9:00~11:00
休診日
日・祝日
診療内容
肛門科
一般内科
消化器内科
消化器外科
泌尿器科
婦人科
呼吸器科
住所
茨城県日立市大和田町1862番地2
アクセス
JR常磐線 大甕駅より車11分
電話番号
0294-52-1170
川﨑病院のお問い合わせ
森田 洋平 辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニック@つくば市
プロフィール
森田先生は、2007年に杏林大学を卒業後、辻仲病院柏の葉などの多くの病院で消化器外科・肛門外科の経験を積まれました。その一方、聖路加国際大学公衆衛生大学院で内視鏡の検査情報を効率的に伝えるため研究に取り組み、MPHも取得されています。現在は、辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科の院長として、地域の方々が安心して気軽に消化器・肛門の悩みを相談できる環境づくりに尽力されています。
森田先生はこんなドクター
「検査がつらい」という理由で内視鏡検査を敬遠してしまう方を一人でも減らしたいと考える森田先生は、苦痛が少ない内視鏡検査の提供に努められています。過去に、森田先生ご自身も内視鏡は辛くて当たり前と感じていたそうですが、辻仲病院での快適な検査を経験して負担軽減のために工夫するようになったといいます。大腸カメラなどの際は、鎮静剤を使用したり、チューブが細い内視鏡を使用したりするなど、さまざまな配慮に努められています。
森田先生は、検査自体の負担を減らすだけでなく、検査を受けやすい環境づくりにも注力しているそうです。公衆衛生大学院での研究を通じて、患者さんに納得して検査を受けてもらえるよう、さまざまな工夫に取り組んでいるといいます。診療の際は、一人ひとりに適したアプローチとなるよう、内視鏡による診断から治療まで幅広く対応されています。入院や手術が必要な際は、辻仲病院グループと連携して治療にあたられているそうです。
主な資格・所属・学会
- 日本外科学会 外科専門医
- 日本消化器外科学会 消化器外科専門医
- 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニックの基本情報
診療時間
月〜土 9:00~11:30/14:00~16:30
休診日
日・祝日
診療内容
肛門科
消化器内科
住所
茨城県つくば市竹園1丁目4-1 南3パークビル2階
アクセス
つくばエクスプレス つくば駅より徒歩5分
電話番号
029-879-7878
辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニックのお問い合わせ