脊柱管狭窄症は、背骨の神経の通り道が狭くなることで、腰や脚の痛み・しびれを引き起こす疾患です。加齢に伴って発症することが多く、歩行や日常生活に支障をきたす場合もあります。本記事では、東京都でおすすめの脊柱管狭窄症の名医を紹介します。東京都で治療をお考えの方は、是非参考にしてください。
脊柱管狭窄症とは
脊柱管狭窄症とは、脊椎の内部を通る神経の通路「脊柱管」が、椎間板の変性や骨の変形、靭帯の肥厚などによって狭くなり、神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こす病気です。主に腰部で起こることが多く、「腰部脊柱管狭窄症」と呼ばれます。特徴的な症状としては、立っていたり歩いたりすると足の痛みやしびれが強まり、座ると楽になる「間欠性跛行（かんけつせいはこう）」が挙げられます。進行すると歩行距離が短くなり、日常生活に支障をきたすこともあります。
主な原因と発症のメカニズム
脊柱管狭窄症の原因の多くは加齢による骨や靭帯、椎間板の変性です。年齢とともに椎間板が潰れたり、椎体が変形したりすることで脊柱管が狭くなります。また、長年の姿勢の悪さや重労働、スポーツによる負担の蓄積も発症リスクを高めます。
代表的な症状と日常生活への影響
症状は腰や脚の痛み、しびれ、脱力感などで、長時間の立位や歩行で悪化し、前かがみになると軽減する傾向があります。進行すると足の感覚が鈍くなったり、排尿・排便のコントロールに支障をきたすこともあるといわれており、放置すると歩行困難に陥ることもあるため早期の対処が重要です。
治療法と改善のためのアプローチ
治療は、症状の程度に応じて保存療法と手術療法があります。軽度の場合は、消炎鎮痛薬や血流改善薬、神経ブロック注射、リハビリテーション（ストレッチや体幹強化）などで改善を目指します。重度の神経圧迫がある場合は、外科手術で神経の通り道を広げる「除圧術」などが行われます。
東京都おすすめの脊柱管狭窄症の名医
田中 聡 表参道総合医療クリニック@渋谷区神宮前
プロフィール
田中先生は、大阪医科大学医学部医学科を卒業後、脳神経外科や脊椎外科の経験を積まれました。日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医や日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科専門医、日本脊髄外科学会 脊髄外科認定医の資格をお持ちです。脊椎内視鏡手術や経鼻的下垂体腫瘍摘出など低侵襲治療の豊富な経験を持ち、現代の医療では解決できない問題に再生医療や先進的な医療で取り組むため、表参道総合医療クリニックを開院されました。
田中先生はこんなドクター
局所麻酔による日帰り手術に対応
従来の脊椎手術では全身麻酔が必要でしたが、田中先生は脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどに対して日帰り手術（※）を提供されています。傷をできるだけ小さくする新しい手術方法を用いて、局所麻酔での治療を行っているそうです。内視鏡治療では約7〜8mmの切開で済み、レーザー治療では1mm程度の傷になるため、身体への負担が少なく、術後2時間で歩行できるほど回復が早いといいます。脊椎外科専門の医師として多数の内視鏡手術経験を持つ田中先生だからこそ対応できる治療法だといえるでしょう。
（※）術前の検査、術後の経過観察が必要です。
再生医療を組み合わせた脊柱管狭窄症治療
田中先生は、腰痛治療に再生医療を組み合わせることで、通常の手術よりも高い回復効果を目指されているそうです。椎間板再生因子注入療法では、患者さんの血液から濃縮血小板由来の成長因子を抽出し、幹細胞培養上清液とともに損傷した椎間板に投与します。幹細胞培養上清液には多数のサイトカインや成長因子が含まれており、老化や損傷を受けた細胞や組織に集まって効率よく細胞の再生や修復を促すそうです。再生医療により神経の修復効果も期待でき、麻痺などの後遺症の改善にも取り組まれています。
患者さんのニーズに応じた日帰り腰痛治療
田中先生は、患者さんの病状やニーズに合わせて5種類の日帰り腰痛治療を提供されています。軽度から中等度の椎間板ヘルニアに対する低侵襲治療のPLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)、損傷した椎間板の再生治療のPDR法(経皮的椎間板再生治療)、小さい切開で内視鏡を使ってヘルニアを摘出するPED法(経皮的内視鏡下椎間板摘出術)、ご高齢の方でも受けられるPEL法(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)、自己脂肪由来幹細胞を用いて椎間板や脊椎の再生や修復を促すSAST法(脊椎幹細胞移植術)など、内視鏡やレーザー治療など豊富な術式で幅広い治療に対応されています。
主な資格・所属・学会
- 日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
- 日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科専門医
- 日本脊髄外科学会 脊髄外科認定医
- 日本低侵襲・内視鏡脊髄神経外科学会
- 日本神経内視鏡学会
- 日本再生医療学会
- 日本頭痛学会
- 日本抗加齢医学会
- 日本遠隔医療学会
- 日本メディカルAI学会
- 日本メンズヘルス医学会
- 日本脳神経血管内治療学会
- 日本脳腫瘍の外科学会
- 日本脳卒中学会
- 日本間脳下垂体腫瘍学会
- 日本予防医学会
田中先生の所属クリニック
表参道総合医療クリニック
表参道総合医療クリニックの基本情報
診療時間
月・火・水・金・土・日 10:00〜13:00/14:00〜19:00
休診日
木・祝日
診療内容
整形外科
脳神経外科
内科
住所
東京都渋谷区神宮前5-46-16 イル・チェントロ・セレーノ1階
アクセス
東京メトロ 表参道駅より徒歩5分
電話番号
03-6805-0328
費用（税込）
1,540,000円
治療期間
1日
治療回数
1回
表参道総合医療クリニックのお問い合わせ
梅林 猛 東京脊椎クリニック@北区東田端
プロフィール
梅林先生は、佐賀医科大学医学部を卒業後、同大学脳神経外科に入局し、脳神経外科医として医師のキャリアをスタートされました。大津市民病院脳神経外科や脊椎専門クリニック、脊椎専門病院副院長を経て、令和2年に東京脊椎クリニックを開設し院長に就任、医療法人メディカルフロンティアの理事長も務められています。日本脳神経外科学会 専門医や日本脊髄外科学会 認定医・指導医の資格をお持ちです。
梅林先生はこんなドクター
梅林先生は、首の痛みや腰痛、手足のしびれなど脊椎関連疾患における治療に特化した診療を行われています。脳神経外科医としての豊富な経験を活かし、脊椎神経疾患の治療を専門として取り組んでこられました。特に高齢化に伴い増加している腰部脊柱管狭窄症をはじめとする脊椎疾患に対して、幅広い疾患に対応できる能力と医療技術を駆使した治療を提供されています。また、院内には整形外科専門の医師も在籍して整形外科的アプローチも充実しているため、患者さん一人ひとりに合わせた治療の提案が行われています。
梅林先生が院長を務める東京脊椎クリニックは、高度な検査機器を完備し、迅速に病状の原因疾患を診断できる体制を整えられています。新しいMRIやマルチスライスCTなどの先進的な検査機器や、手術用顕微鏡、手術用内視鏡など手術に必要な機器も揃え、安全性の高い手術を提供されています。検査から手術、入院まで一貫した脊椎疾患の治療を行い、患者さんのQOL（生活の質）やADL（日常生活動作）の改善に向けて丁寧でわかりやすい医療の提供を心がけられています。
主な資格・所属・学会
- 日本脳神経外科学会 専門医
- 日本脊髄外科学会 認定医・指導医
- 日本脊椎脊髄神経手術手技学会
東京脊椎クリニックの基本情報
診療時間
月・火・水・木・金 8:45〜12:00/14:00〜17:00
土 8:45〜12:00/14:00〜17:00
休診日
日・祝日
診療内容
脊椎・脊髄外科
整形外科
リハビリテーション科
ペインクリニック内科
住所
東京都北区東田端2-11-11
アクセス
JR山手線 田端駅北改札口より徒歩4分
電話番号
03-6807-7078
東京脊椎クリニックのお問い合わせ